2013年12月26日  
 

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サラリーマンの6割、年末ボーナス1万元以上 (2)

 2013年12月26日14:26
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○サラリーマンの6割、「年末ボーナスは1万元以上」

 2013年の年末ボーナスを2014年1月に支給する企業が多数を占めることから、今年の年末ボーナスに関する信頼性の高いデータは、現時点では皆無だ。求職サイト「猟聘網」の統計データによると、昨年、年末ボーナスが1万元(約17万円)以上だったサラリーマンは、全体の6割を占めた。今年は、景気やインフレなど諸要因から見ても、ホワイトカラーの年末ボーナスは依然1万元を上回ると予想される。 

 ネットユーザー4730人を対象とした猟聘網のアンケート調査によると、年末ボーナス支給額は、「1万元から5万元(約17万円から85万円)」が60.2%、「5千元から1万元(約8万5千円から17万円)」が26.6%、「5万元から10万元(85万円から170万円)」が3.1%だった。職場の所在地・職位・業界とボーナス支給額とは密接な関係がある。例えば、同じ北京にある会社の専門マネージャークラスであっても、IT通信企業のマネージャーなら平均5万1432元(約88万7千円)の年末ボーナスが支給されるのに対し、小売企業のマネージャーの場合はわずか1万4792元(約25万5千円)だった。

 年末ボーナス支給額が多い業種トップ10は、金融業3業種(ファンド・証券・先物)、投資業、銀行・保険業、不動産業2業種(不動産開発・不動産サービス)、IT業3業種(オンラインゲーム・通信・インターネット)。調査によると、ボーナス支給額は、各業界間で差が歴然としており、人気の業界は、優秀な人材を確保する必要に迫られると同時に、あの手この手で人材流出リスクを予防しなければならない。

○人材流出を防ぐため、年末ボーナスを2回に分けて支給

 「社長も人が悪い!こんなボーナスの出し方をするなんて!」と怒りを隠せない馮さんは、大学卒業後、今のアクセサリー関連会社に就職した。月給3カ月分にあたる年末ボーナスの支給を心待ちにしていた彼女は、最近になって、年末ボーナスはまず6割だけ支給され、残り4割は来年の5月か6月に支払われることを知って、大きなショックを受けた。「この会社では、もともと、年末ボーナスは2回に分けて支給されることになっていたみたい。会計担当の私より社長の方がずっと計算に長けているわ!」と彼女は嘆いた。

 馮さんが勤める会社の社長は、「ボーナスの分割支給も、やむを得ない措置だ。毎年、年末には離職者が続出する。年末までにボーナスを全額支給してしまうと、年明けに人手不足に陥ってしまう」と、ボーナスをめぐる苦渋について心情を吐露した。年末ボーナス支給後すぐに、春節(旧正月)明けの転職期が到来する。年末ボーナスは、社員の流出に少なからず関係していることから、年末ボーナス支給額を決定するにおいて、会社の収益をかんがみるのと同時に、人材流出を食い止めることも十分に考慮する必要がある。この点から見れば、ボーナスの分割支給も、社員を繋ぎ留めるためにはやむを得ない手段といえるかもしれない。

 調査によると、企業の70%は、社員が懐の暖かい状態で帰省し、豊かな年越しができるよう、「春節前に一括払いで、振込、現金、プリペイドカードなどの方法で社員に年末ボーナスを支給する」方法をとっている。一方、「年末ボーナスは、翌年の春節後の4月や6月に一括払いで支給する」という企業は10%、「春節前後の2回に分けて支給する」企業も少数ながらあった。

 人材派遣大手「前程無憂」専門家の馮麗娟氏は、「年末ボーナスを長期的な福利に転換しようとする企業がますます増えており、さまざまな形で社員を報奨し、会社に繋ぎ留めるよう尽力している。年末ボーナスの発給に工夫を凝らせば凝らすほど、社員は年明けもその職場で働き続け、離職のピーク到来を先に延ばし、年明けの大量の人材流出という事態を避けることができる」と指摘した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年12月26日

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