2013年12月23日  
 

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馮小剛監督の新作「私人訂制」、評価は賛否両論

 2013年12月23日14:47
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 19日に封切られた馮小剛(フォン・シャオガン)監督の新作映画「私人訂制(パーソナル・テイラー)」は、またたく間に巷の話題となった。映画に対する評価は両極に分かれ、批判派の声は主に、「まとまりがなさすぎる」「広告だらけ」「コントっぽい」といったものだった。しかし、「現実に対する痛烈な批判」「笑いというオブラートに包まれ、誰もが知る真実が描き出されている」といった評価もある。馮監督が変わったのだろうか?それとも観衆の好みが変わったのだろうか?揚子晩報が伝えた。

 「私人訂制」の冒頭部分は、フランスのコメディ大作「大進撃(1966年)」を彷彿とさせるもので、ラストは大自然に「謝る」シーンだ。これらの間は、それぞれ全く関係のない3つのストーリーで構成されている。范偉、李誠儒、宋丹丹がこれら3つのストーリーの主役を演じており、いずれも面白可笑しいコメディだが、今の世に生きる人々の心の中を表現した寓話となっている。範偉のストーリーは、「権力」がテーマで、運転手が官僚を志す筋書きだ。李誠儒のストーリーのテーマは「品位」、世俗的な映画監督が気品ある人物に変身する話。宋丹丹が演じたストーリーは「財産」をテーマに、掃除夫が金持ちを目指す。

 ○両極に分かれた観客の評価

 ・肯定的評価:鋭い現実批判、馮監督のコメディー精神が満ち溢れている

 映画評論家の周黎明氏は、この映画を次のように評価した。

 「私人訂制」は、馮監督のコメディー精神が満ち溢れた作品だ。何と言っても、現実に鋭い矛先を向けていることが評価される。たとえば最初のストーリーで、范偉が演じる運転手は、高級官僚の習慣を味わい尽くす。ありとあらゆる官界の現状をあまねく表現し、腐敗の原因は各個人の素質にあるのではなく、全体的な構造にあることを暴きだした。「私人訂制」は細部まで念入りに制作されており、ユーモアも十分だ。李成儒が演じた俗っぽい映画監督は、心を入れ替え「俗世間」を棄てて「気品」を追求することを心に誓う。これは、馮監督の最も個性的な表現であり、ある種自嘲的な精神の表れで、「風雅と卑俗をミックスした文化」に対する深い理解が示されている。

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