外国人大学生 中国での実習経験を重視
ニューヨーク・タイムズは27日、中国での実習を選択する外国人大学生がますます増えていると報じた。これらの外国人大学生は、競争の激しい人材市場で、業務経験が非常に重要であることをよく理解している。中国経済は長期的に成長を維持しており、中国の実習生に対する魅力が高まっている。人民網が伝えた。
同記事は実習生を中国に派遣した企業の発言を引用し、「申請者数が大幅に増加している」とした。Absolute Intership社は、「今年、北京・上海・香港に派遣した実習生は約700人に達し、昨年の250人から急増した」と表明した。CRCC Asia社は今年2000人の実習生を北京と上海に派遣する計画だ(昨年は1200人のみ)。
同2社が派遣する実習生は、法律・設計・商業・金融・マーケティングなど、多くの専門分野を網羅している。
中国のビザ制度により、実習生は報酬を受け取れないことが一般的だ。しかし実習生は、給与より経験の方が重要であることを理解しており、中国の生活に溶けこむことで、文化の違いを理解する機会を得たいと考えている。
同記事はまた、英国ブリストルのウェスト・イングランド大学の卒業生、アレックス・ウィリアムス(23)さんの経験を引用した。ウィリアムスさんは2010年にCRCC Asia社を通じ、北京で実習する機会を得た。ウィリアムスさんは、「北京の数週間で手にした経験は、ロンドンならば1年間かけなければ手にできないだろう」と語った。
ウィリアムスさんは現在、ロンドンの金融関連会社で勤務している。ウィリアムスさんは、「面接の時に中国での業務経験を口にすると、面接官はすぐに興味を示す。そのような経験を持つ人がいないからだ」と語った。ウィリアムスさんの言葉をまとめるならば、彼は中国での実習を通じ、「他人より一歩抜きん出た」人材となったことになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月29日