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微信が米国事務所を設立 米国進出に向けリサーチを開始 (2)

 現在の微信が米国市場に進出する機は熟したのだろうか。金種子総投基金の創始者の一人である董江勇氏は、「微信の米国進出は、強い意志と勇気の他に、大量のデータ収集・リサーチ・分析を踏まえた上でのことだ。東南アジアへの鳴り物入りの進出とは異なり、米国事務所の設立は控えめな姿勢であり、リサーチ・分析に必要なデータ収集を中心としている。これは国際化大戦略の、有益な補充であると言える」と分析した。

 米国市場において、微信は強力なライバルと対峙することになる。微信と同様の機能を持つ国際的なSNSには、WhatsAppやFacebookメッセンジャーなどがある。また日本のLINEも米国市場進出を計画している。

 董氏は、「これらの微信と同様の商品は、ユーザー数や市場シェアを見る限り大きな成功を手にしておらず、一部の機能は微信に劣っているほどだ」と指摘した。

 一部のアナリストは、「伝統的なインターネットと比べ、現在のモバイルアプリは国際市場への進出が容易になっている」と述べた。アップルやグーグルのアプリストアは開発者に対して、より良いグローバル普及のルートを提供している。モバイルネットワークの情報伝達速度と世界的な普及性により、開発者は一つの人気商品を開発するだけで、世界の各市場で成功を手にする可能性がある。モバイルSNSが混戦を繰り広げる米国市場において、ユーザーは成熟しており、さまざまなサービスを試すことに意欲的だ。テンセントは資本面で実力をつけており、新たな市場で大規模なマーケティングを展開し、米国の現地ユーザーの使用に適したSNS商品を開発することが可能だ。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年2月27日

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