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マツダ山内社長、トヨタと異なる戦略を強調 (2)

 昨年は中日関係の緊張により、マツダの中国販売台数が減少した。山内社長は、「過去を振り返ってばかりいても意味がない。大切なことは、今年の計画が達成できるかだ。当社は今年の販売目標を、昨年より7%増の20万台と設定している。当社はCX-5とアテンザの発売により、この目標を実現する。中国のSUV市場の規模は現在約130万台に達しており、高い潜在力を秘めた細分化市場だ。ティグアンやCR-Vが健闘しており、CX-5も同市場に挑戦する自信を持っている」と述べた。

 マツダは長期的に「少数精鋭」の戦略を貫いており、1車種を徹底的に作りこみ、企業拡大に意欲的ではないように見える。山内社長は、「当社はトヨタと規模が全く異なる。トヨタはすでに年間販売台数が1000万台の段階に入っているが、当社は世界で120−130万台ほどで、トヨタの7分の1、6分の1程度だ。当社はトヨタのような戦略を推進せず、当社の経営資源を集約化し、中型車とコンパクトカーに焦点を絞る(マツダ2の2ボックス・3ボックス版、マツダ6、CX-5など)。当社は中期経営計画を策定しており、これが実現できれば販売規模が170−200万台に達する。世界自動車市場の規模は1億台に達しているため、当社は200万台の販売を達成したとしても、2%の市場シェアを占めるに留まる。当社の戦略はこの2%に基づき定められた」と説明した。

 経営資源に限りがあるならば、すべての資源を集約化し、自社の強みを引き立たせる。これがマツダの戦略だ。山内社長は、マツダの同戦略は保守的な思想によるものではなく、力相応の事業展開をしようという方針によるものだとした。

 山内社長は、「当社が世界市場に占めるシェアが2%のみならば、すべての力を集約しこの2%のオーナーにサービスを提供する。当社は技術を磨き続け、当社の顧客をつかんで離さない戦略を推進する。これはスカイアクティブテクノロジーによって示されている」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年4月25日

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