外資系ロボット製造メーカー 中国市場を開拓
人件費の高騰、企業のモデルチェンジ・アップグレードの需要を受け、中国市場で産業用ロボットが大活躍している。国際ロボット連盟(IFR)のデータによると、1961年より始まった産業用ロボット産業は、2011年にかつてない発展を実現し、世界の市場規模が前年比37%増となった。韓国や日本等、東アジア市場ではロボット販売台数が増加した。また中国の販売台数は2010年比で51%増となり、最も成長著しい市場となった。IFRのデータによると、中国は2014年に世界最大のロボット市場となる見通しだ。国際金融報が伝えた。
成長著しい市場に引きつけられ、外資系ロボット製造メーカーの中国進出が相次いでいる。デンマークの革新的な産業用ロボット製造メーカーUniversal Robots社のEnrico Krog Iversen最高経営責任者(CEO)はこのほど、「中国は低コスト製造拠点から、サービスと革新を原動力とする経済国に変わりつつある」と指摘した。多くの中国メーカーは自動化生産方式を採用し、競争力をつけようとしている。これにより産業用ロボットに対する多くの需要が生まれ、中国が急速に世界最大のロボット市場になろうとしている。
Enrico氏は、「当社は今後、中国市場の開拓を加速する。来年年初、当社は中国に全額出資の子会社を設立し、中国市場でのPRと取次販売を行う」と語った。中国製造業の産業発展戦略(中西部への移転)に基づき、同社の販売網は既存の北京・上海・広東省・福建省・江蘇省等を基礎とした上で、中西部地区へと拡張される予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月13日
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