中国産はちみつ 引き続き反ダンピング課税対象に (2)
サンセットレビューとは、反ダンピング関税の課税から満期の5年後に実施する再審を指す。WTO反ダンピング協定の規定によると、いかなる最終反ダンピング関税も、課税開始日より5年内に終了されなければならない。サンセットレビューは、反ダンピング関税の継続、延長、税率引き上げ、もしくは終了を決定する。
調査によると、米国は世界最大のはちみつ消費国で、はちみつ消費量の約60%を輸入に依存している。中国は米国の主なはちみつ供給国だ。米商務部が1994年に初の反ダンピング調査を実施してから、中国産はちみつは米国の反ダンピングの暗い影に覆われてきた。これは中国産はちみつの輸出価格、市場シェア、輸出収入に対して、大きな影響をもたらした。
米国は近年、中国に対して一連の貿易制裁措置を講じている。アナリストは、「米国の貿易保護主義の台頭は明らかだ。これは国内経済の低迷や、政治関係者による操作等、さまざまな要因によるものだ」と分析した。
中国政府はこれに対して、「米国側の貿易保護主義を助長するすべての手段に断固反対する。米国政府は貿易保護主義に反対する公約を順守し、共に自由・開放・公正な国際貿易環境を守り、より理性的な手段により貿易摩擦を適切に処理することを願う」と何度も強調してきた。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月20日