新疆の天山北坂経済帯計画 国務院の認可を獲得
中国国務院はこのほど、「天山北坂経済帯発展計画」を正式に認可した。人民日報が伝えた。
天山北坂経済帯は国家西部大開発戦略の重要な一環として、西部地区が重点育成する新成長源の一つに選ばれた。新疆ウイグル自治区の「第12次五カ年計画」によると、天山北坂経済帯は東の哈密から西の伊寧まで続き、東西約1000キロに達する。3つの大型炭田と2つの大型油・ガス田が含まれ、近代工業・農業・交通情報・教育・科学技術が、新疆で最も発達した地域だ。
同計画では、新疆の今後の計画として、▽対外開放のペースを加速し、輸出加工拠点を建設する▽優位性のある資源を秩序正しく開発し、エネルギー原材料拠点を建設する▽構造調整を加速し、高品質の農産物および畜産物の生産・加工拠点を建設する▽科学技術への投資を拡大し、戦略性新興産業を形成する▽第三次産業の開発に力を入れ、現代サービス体制を形成する▽都市化を積極推進し、都市部・農村部の調和的発展を促す----などの内容が提起された。
同計画の実施は、同区域の開発と開放を推進し、新疆の飛躍的な発展と長期的な安定、中国の地域間の調和のとれた発展、民族の団結と国家安全の保障を実現する上で重要な意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月26日