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中国不動産業界大物の離婚 離婚経済学が話題に (2)

 動画共有サイト土豆網の創始者である王微氏の離婚は、1年前に大きく取り沙汰された。その最終的な結果は、同じく離婚により資産を分割した呉氏夫婦の結果とは大きく異なった。前者は企業の経営権を失いかけ、上場が阻まれ、多大な損失が生じた。後者はすべての人に事実を隠し続け、知らぬ間に大金を稼いでいた。両者のうち、どちらが優れているかは一目瞭然だ。ある人は、「呉氏夫婦は、中国の富豪たちに『離婚経済学』を提案した」と述べた。

 今年ノーベル経済学賞を受賞したアルビン・ロス氏とロイド・シャプレー氏は、「マッチング理論」の専門家だ。両氏は「駆け引きは対立しか生まない」というこれまでの認識を覆そうと試みた。両氏が設計した数多くのモデルは、互いに駆け引きしあいつつも、対立ではなく協力し合い、利益が最大化されるケースが多かった。上述した噂が本当であったならば、王氏の離婚は「対立する駆け引き」、つまり「非マッチング理論」に基づくものである。一方で呉氏夫婦の「離婚経済学」は、「マッチング理論」の模範である。

 アルビン・ロス氏とロイド・シャプレー氏はマッチング理論の計算に基づき、最も理想的な「即席夫婦メカニズム」を設計できるが、このような理論は現実社会でそれほど歓迎されない。彼らは今後、感情の不和に陥った億万長者のために、資産総額を損ねない「即席離婚」を提案すべきかもしれない。現状を見る限り、同理論はより幅広く応用される可能性を秘めている。中国IT界の大物の離婚が現在、業界の内外で盛んに噂されているが、同理論がいつか役に立つ日が来るかもしれない。(編集YF)

 「人民網日本語版」2012年11月26日

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