「殲15」の着艦成功で軍事概念株が再び好調なるか (2)
広東省深セン市のあるプライベートファンド(私募ファンド)の関係者によると、艦載機に関連する産業のほか、空母の建造に関わる産業にも、このたびの題材株の動きを受けて資金が集まる可能性がある。空母編成の建設は中国海軍の現代化プロセスにおける戦略的任務となっており、艦船の建造、艦載機の製造、動力システムなどの分野の関連銘柄は注目に値するという。
またあるアナリストによると、空母概念株から軍需製品株へと広がるチャンスに注目すべきだという。航天証券が発表した研究報告によると、現在の軍事概念株の注目点や要点は引き続きアジア・太平洋地域での島嶼や領土をめぐる紛争の後続的な影響にあり、長期的にみた場合、「長期化し、解決が難しくなる」領土紛争がこの地域における軍備の向上をもたらし、軍備競争をますます激しくさせるとみられ、軍事産業が内在的な成長を遂げるには好材料になるという。短期的にみた場合は、広東省珠海市で開催された珠海航空ショーが中国空軍のここ数年の進歩を示す重要な窓口であり、中国軍事産業全体のイメージアップや市場での認知度アップを助けており、中国軍事装備の輸出や関連の民間分野の飛躍を促すことは間違いなく、現在の軍事産業をめぐるもろもろのテーマの中の重要な注目点だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年11月26日