比類なき傲慢さのアップル 中国は自分の権利守れ (2)
カギは、中国の消費者のよりどころがなにか、われわれにアップルに対抗できる武器があるか、というところにある。
東側の企業であれ西側の企業であれ、まったくの慈善活動家でないことは確かであり、道徳的な高みに立って人をぬかずかせることはできない。中国の消費者が受けるべき権利を保護したいと考えるなら、監督管理を強化するしか方法はない。消費者に害を与えた場合は高い代償を支払わせるようにしなければ、大人しく言うことをきくようにはならない。
この監督管理には2つの側面がある。一つは法律と政策、もう一つは市場の監督管理メカニズムだ。現在、われわれの監督管理にはいくつもの隙間があり、アップルがそこにつけ込んで、意気揚々と姑息な手段を労していることは確かだ。オオカミはヒツジの群に飛び込み、ヒツジにかみつき、「神様」にかみつきながら無辜を装うものだ。ここから、企業に対する監督管理をおろそかにすれば、ヒツジに逃げられて柵を補修するような後手後手の対応に陥ることは避けられないとわかる。
もちろん根本的にいえば、信頼という原則が最も基本的な商業道徳であり、市場経済の基礎であり、企業の生き残りや発展の最低線であることは変わらない。企業にはそれぞれいろいろな事情があることは確かだが、それでもこの基本原則をはみ出すことはない。中国の消費者の愛情と忍耐に挑戦しようとするなら、ひどい態度を取り続けようとするなら、どんなに隆盛を誇った企業も、どんなに強いカードも、ピークを越えて衰退する日を迎えることになる。
われわれは家の戸を固くして、法律に基づいて自分の権利を守らなければならない。この点でわれわれの任務は重く、道のりは遠いといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年3月28日