唐家セン氏、日中経協の訪中団と会見
外交部(外務省)の洪磊報道官は22日の定例会見で、日中経済協会代表団の訪中などについて記者の質問に答えた。
報道官のコメントは以下の通り。
-----まず日中経済協会代表団の訪中状況について。次に同代表団の団長が大気汚染対策で日本企業のノウハウや技術を提供したいと申し出ているが、これについてコメントは?
【代表団の訪中状況】中日友好協会(対日交流団体)の唐家セン会長が21日、北京で日中経済協会の代表団と会見した。唐氏は釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題について、「両国関係の困難な局面をもたらしている根源」とし、「問題解決の唯一の手立ては日本側が歴史と現実を直視し、対話や交渉を通じて解決策を見出すことだ」と指摘した。
唐氏はまた「両国はともに重要な隣国で、善隣友好協力の発展を重視する中国側の方針に変化はない。経済協力は両国関係の重要な部分として、国交正常化から40年間、関係発展の重要な基盤と保障になってきた」と説明。その上で、日中経済協会に対し「経済分野の交流・協力をいっそう強化し、今後も独自の影響力を発揮することで、関係改善に努力してほしい」と呼びかけた。
日本側は「日中関係の健全で安定した発展はアジアと世界の繁栄・安定に重要な意味を持つ」とした上で、「今後も経済・文化などの分野で交流・協力を深め、両国関係の早期修復を促したい」との考えを示した。
【大気汚染対策の協力】中国側は関連分野で日本側と協力したいと考えている。同時に日本の経済界が積極的な役割を果たし、関係修復に貢献することを望んでいる。われわれは、良好な中日関係により両国の経済協力を取り巻く環境がいっそう向上することを期待している。(編集YT)
*センは王へんに旋
「人民網日本語版」2013年3月23日