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中日韓FTA交渉開始 日本のTPP交渉参加が足を引っ張る

 中日韓自由貿易協定(FTA)交渉は10年の歳月を経てついにタイムテーブルを得た。26日に韓国・ソウルで初会合が行われ、2回目は中国、3回目は日本で行われる。だが日本が先日環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加を発表したことが、中日韓FTA交渉の足を引っ張る要因になると見られている。南方日報が伝えた。

 中日韓はそれぞれ異なる経済水準にあり、産業構造に補完性があるため、FTA交渉の推進は3カ国の経済、貿易、投資の発展を促し、世界経済におけるアジアの発言力を高めると見られている。

 ■過程:10年の歳月を経てついにタイムテーブルを得る

 時は10年前に遡る。2002年末、中国のイニシアティブの下、中日韓首脳は中日韓自由貿易圏構築のフィージビリティスタディを行うことで合意した。研究を重ね、三カ国ですり合わせを行った結果、中日韓FTA交渉はついにタイムテーブルを得た。商務部(商務省)の沈丹陽報道官は先日の記者会見で、中日韓FTA交渉の初会合が3月26-28日に韓国・ソウルで開かれることを明らかにした。

 「近年、WTO中心の多国間貿易システムの働きが弱まる一方で、地域的貿易協定が各国で深化・発展している。これは世界経済に統合に出現した新たな現象だ」。対外経済貿易大学国際経済倫理研究センターの劉宝成主任は「世界経済が減速する中、各国共に貿易手続きを簡素化し、貿易コストを引き下げることを差し迫って必要としている。こうしたニーズが自由貿易圏の構築を客観的に推し進めている」と説明した。

 「中日韓自由貿易圏を構築すれば、3カ国ともに必要とするものを得られる」と劉氏は指摘。「中国は産業構造の転換と高度化を差し迫って必要としている。こうしたニーズも貿易や投資を通じて満たすことができる。日本と韓国がこれにふさわしい市場であることは間違いない。このほか中国は日韓への投資を通じて産地優勢を形成し、欧米保護貿易主義ブロックを避けることもできる」と説明した。

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