トヨタ「中国での販売台数を世界全体の15%に」
トヨタ自動車は20日、初めて中国の消費者向けにフルモデルチェンジして設計製造した「ヴィオス」(中国名:威馳)と「ヤリス」(中国名:雅力士。日本名:ヴィッツ)の2車種を発表した。トヨタの中国での販売台数が世界全体での販売台数に占める割合は昨年は10%を割り込んだが、トヨタ中国本部の大西弘致部長は、フルモデルチェンジしたさまざまな車種を導入することによって、中国市場での販売台数の拡大をはかりたいとしている。
大西部長は記者からの質問に応えた。
--トヨタはこれまでずっと中国が最も重要であると強調してきた。だが中国での販売台数がトヨタの世界全体での販売台数に占める割合はわずか10%であるという現象をどのようにみるか。
中国での販売台数が世界全体に占める割合の問題については、中国業務の総責任者として、もちろん中国の占める割合がさらに上昇することを願っている。一昨年には実は11%に達したが、昨年は下半期の出来事の影響により10%以下に落ち込んだ。(今年は)15%を実現したい。
--3月のグローバル人事・業務調整の中で、中国は新興業務のブロックに区分された。これはトヨタ中国法人にどのような影響があるか。
トヨタのこのたびの調整では市場を成熟した市場と新興市場の2種類に分けた。いわゆる成熟した市場とは大幅な成長が難しい市場であり、新興市場とは高度成長する市場だと考える。このような分類は、トヨタが今後、さらに成長する市場により多くの資源を投入するということを意味する、トヨタが解決しなければならない問題は多く、資源の投入では、非常に固い決意をもって、中国市場により多くのパワーを投入し、中国市場の発展の歩みに追いつくつもりだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年4月25日