上海モーターショー 国内外ブランドが勢揃い
上海モーターショーの一般公開が21日に始まった。今回は中国ブランド・合弁ブランド・外国ブランドが揃い踏みし、18の国と地域の約2000社が出展した。展示される完成車は約1300台に達し、そのうち111台は世界初公開車種だ。上海GMや長安フォードなどの合弁自動車メーカーは、史上最強のラインナップで出展することを発表している。一方で吉利、比亜迪、奇瑞、華晨、江淮、海馬、東南、力帆などの中国ブランドも、それぞれすべての新車を出展している。一部のメディアは、中国ブランドは技術・デザイン面で世界の主流に加わり始め、多くの新興国から注目を集めており、輸出が最大の優位になると分析した。専門家は中国メーカーの弱点であるコア技術について、国際ブランドのM&Aにより強化が可能だと指摘した。環球時報が伝えた。
韓国経済新聞は21日、中国3大自動車ブランドの奇瑞、吉利、比亜迪が、自主開発した最新鋭の技術を含む新車を発表し、世界市場における競争力を高めようとしていると伝えた。奇瑞汽車は商標ロゴを取り替え、さらにポルシェやベンチ出身の技術者とデザイナーによる「ドリームチーム」を発足し、今年より北米・欧州市場に進出する予定だ。奇瑞の新車発表会は、開始30分前に満員御礼となった。比亜迪は多くのハイブリッドカーを出展し、さらに高級SUVの「S7」を展示した。比亜迪は2015年に、国内外でそれぞれ100万台の販売を実現する予定だ。吉利記者の広報担当者は、「当社は2010年にボルボを買収し、その後さらに英マンガニーズ・ブロンズ・ホールディングス (MBH)を買収し、海外で工場新設を計画している」と語った。
力帆の鄧暁丹・海外市場総経理は、「中国ブランドの強みは市場への反応の速さで、市場の需要に適応し、すぐさま反応することが可能だ。最大の難点は拡大するコスト圧力だ。人民元の対米ドルレートが上昇を続け、コストが増加を続けているが、価格はほぼ一定している。中国ブランドは現在、輸出を長所としている。中国ブランドは昨年、世界に105万台を輸出し、初めて100万台の大台を突破した。今年は130万台を超える見通しだ」と語った。