平均寿命81.7歳 日本人男性の長寿の理由を分析
世界保健機関(WHO)が15日にスイスのジュネーブで「世界保健統計2013」を発表した。これによると、日本、スイス、サンマリノの3カ国の平均寿命が83歳となり第1位となった。中国人の平均寿命は2011年に76歳に達しており、同じ発展途上国の平均だけでなく、一部の欧州諸国の平均をも上回った。「環球網」が伝えた。
日本の男性では、横浜が最も長寿の地域となった。当地域の男性の平均寿命は81.7歳に達している。横浜は日本国内の長寿番付では、これまで第3位にランクインしたのが最高だったが、最近の調査結果で一躍トップに躍り出た。開放的な港町の横浜が1位になった今回の調査結果は、「山村でのんびりと暮らしている人が長寿になる」というこれまでの常識を覆した。東京大学学者の分析によると、(1)老人が参加できる社会文化イベントが多い(2)居住環境が良い(3)医療環境が整っている??などが男性の長寿の要因に挙げられるというが、実は日本にはこのほかにも多くの要因が存在する。いったいそれが何かをここで分析してみよう。「環球網」が伝えた。
1.恵まれた環境
(1)自然環境:日本は海洋性気候に属するため、四季がはっきりしている。海岸沿いの空気は新鮮で、清らかで上質な水資源があるため、汚染されていない動・植物を育てることができる。それにより、人々は汚染されていない食物を口にすることができる。恵まれた自然生態環境が日本人の健康と長寿を促進している。
(2).社会環境
日本の社会保障制度は比較的整っている。高齢者問題が社会全体の注目を集めると、日本はその後速やかに「老人保健法」や「老人福祉法」などの高齢者の人権を保護する法律・条例を制定した。これにより高齢者は基本的に安心して晩年を過ごすことができるようになった。