アップル　9月に新iPhone発表か

　米国のブログサイト「AllThingsD」が11日に発表したところによると、アップル社は9月10日にイベント活動を行い、多機能携帯電話（スマートフォン）「iPhone」（アイフォーン）の新機種を発表する予定という。同サイトがこれまで伝えたアップルの新製品関連情報は非常に正確で、不測の事態が起こらなければ、新iPhoneが来月お目見えするのは確実とみられる。「京華時報」が伝えた。

　同サイトは新iPhoneの機能について詳しく伝えていないが、複数の科学技術関連メディアがこれまでに伝えたところを踏まえると、来月発表されるのは「iPhone5S」だと思われる。iPhone5とiPhone5Sにはそれほど大きな違いはなく、中央処理装置（CPU）と機能がいくらかグレードアップするにとどまるとの見方が大勢だ。

　別の消息筋によると、アップルは新iPhoneのホームボタンに指紋認証センサーを搭載するとみられる。そうなれば、利用者がロックを解除する際、これまでのように4けたの暗証番号を打ち込む必要がなくなるという。

　またアップルは本体がプラスチック製の廉価版iPhone「iPhone5C」もうち出す可能性がある。ミドルエンド・ローエンド市場でアンドロイド製品に対抗するための有力な武器になるとみられる。

　多くの海外メディアがこの「C」に含まれた意味をさまざまに予測し、色彩（Color）、消費者（Consumer）、中国（China）の頭文字を取った可能性が大きいとしている。

　廉価版iPhoneの本体を見た国内携帯電話産業関係者によると、素材は普通のプラスチックとは違い、陶器のようななめらかな美しさがあるという。

　アップルはこれまで通り、新製品発表のうわさに対し一切コメントを出していない。現在のグローバル市場を見渡すと、サムスンなどのアンドロイド陣営の攻撃を受けて、iPhoneの市場シェアが低下していることは明らかだ。（編集KS）

　「人民網日本語版」2013年8月12日