北京の不動産契約戸数が34%増 即日完売が後押し
北京市住房(住宅)・城郷建設委員会がサイトで明らかにした統計データによると、8月の北京市の新築不動産契約戸数は8708戸に上り、前月比34.2%増加した。中古不動産契約戸数は1万1125戸で、同6.8%増加した。
▽「日光物件」が契約戸数を後押し
不動産の契約では、買い手と売り手が契約を交わしてから、関連部門に登録され、インターネットで公表されるまで一定の時間がかかるため、7月下旬に契約戸数の伸びを後押しした即日完売の動きは8月の契約戸数データに反映された。即日完売する物件は、「日光物件」と呼ばれている。
不動産調査会社の偉業我愛我家市場研究院がまとめたモニタリングデータによると、2013年8月に北京市で成立した契約のうち、大興区にある中建・国際港と金融街・融匯が人気ナンバー1とナンバー2の物件で、契約戸数は国際港が1318戸、融匯が575戸に上るという。
最近は地価の高い土地の取引件数が多いことが、不動産購入者の購入意欲をあおっているといえる。8月22日には房山区長陽鎮理工大学の土地9号が売りに出され、価格は最終的に分譲マンションの平米価格にして2万元を超え、この地域の不動産価格の記録を更新した。同区の金地朗悦プロジェクトの関係者が述べたところによると、この高価格の土地を売り出すと、かかってくる電話の件数や現地見学の回数が急激に増加したという。
不動産大手・北京中原地産の市場研究部がまとめた報告によると、不動産市場にはもうすぐ書き入れ時の9月、10月がやってくる。今後は市場全体で住宅の取引戸数が急速に増加し、取引価格も急速に上昇する可能性があるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年9月2日