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人民網日本株式会社事業案内  更新時間:18:08 Nov 11 2013

<企画>人造祭り、独身の日 EC業界は今年も奇跡を生み出すか

 1が4つ並ぶことから中国で「独身の日」とされている11月11日は、もともとは独り身の寂しさをかこつ日だったが、今では熱狂的に楽しく買い物する祭りの日になった。


  【「買い物祭り」の由来】

 B2Cの「天猫(Tmall)」は2009年、「独身の日」をテーマにした大規模セールを始めた。当初の目的は、独自のイベントを生み出すため、という程度だった。また、この時期は、ちょうど秋物の服から冬物の服に移行する時期で、「天猫」はキャンペーンを通して、消費者に魅力ある窓口を設置しようというのが狙いだった。結果、同キャンペーンは大反響を呼び、現在は「天猫」だけに留まらず、eコマース(電子商取引)の代名詞とも言える一大イベントへと発展。<全文を読む>

  【eコマース産業は準備万端】

 独身の日に、ネット店舗は一つまた一つと売り上げの奇跡を生み出してきた。今年も、多くのオンラインショップが独身の日のパイにあずかろうとしており、早くからパイ争奪戦に加わってきた。<全文を読む>

  ■新しい販促方法

 売り上げをより多く出すため、EC商店はあの手この手で商品を売り込んでいる。「いくら以上買えば送料無料」とか「一つ買うともう一つプレゼントといった伝統的な販促キャンペーン以外に新しい方法も試した。

 ・キャンペーン時期を延ばす
 今年の国慶節連休が終わると、当当網が独身の日キャンペーンの初陣を飾り、記念月間と独身の日のキャンペーンが同時に行われる状態になった。その後、蘇寧雲商、国美在線、京東商城、楽蜂網、酒仙網などが相次いで攻勢をかけ、本来は11月11日の一日だけだった独身の日の祭りが1カ月に引き延ばされることになった<全文を読む>

 ・販促予告
 「天猫」は今年、11月11日にセールキャンペーンに参加する商品の割引幅や在庫、リンクなどの情報をリストアップして、微博などを通じて公表した。
 消費者は前もって買いたいものを「買い物かご」に入れ、当日、一括支払うだけで済む。

 ・実店舗と手を組む
 eコマースの分野では今年、インターネットの世界(オンライン)から実際の店舗(オフライン)へ人々を誘導し、購買へ導く施策であるO2O(Online to Offline)が大きな話題になった。O2Oでは、モバイルインターネットを通して、オンラインショップのメリットである「体験」とオフラインショップのメリットである「便利」を結び合わせ、販売を促進する。
 天猫は17日、近づく「独身の日」の大セールは、オンラインとオフラインの壁を破り、中国全土の1000以上の県・市のオフラインショップ3万件でも実施すると発表した。同日、天猫は百貨店大手「銀泰商業集団」と「O2O戦略提携」を結んだ。「銀泰商業」が経営する中国全土の百貨店35店が天猫が展開する「独身の日」の大セールに参加する。<全文を読む>

 ■物流産業

 ・宅配業務が最盛期に
 過去数年間、貨物輸送量が爆発的に増えて、対応できなくなるという現象がたびたび起こった。消費者の中には半月以上も待ってからやっと商品を受け取ったという人もいた。国家郵政局の予測によると、今年の11月11日から16日までの6日間に、流通業界全体で処理する貨物の量は3億2300万件を超え、一日あたりの処理量は最大で7千万件に達し、昨年の倍になるという。<全文を読む>

 ・引き続き求人に忙しい
 円通速達の関連部門責任者によると、過去数年間の経験を踏まえて、現在の流通企業は基本的に対応措置を取っている。配達車を増やす。商店の倉庫で直接商品を受け取ってパッケージし、中継ステーションの圧力を減らす。予備の人員を常に募集する、などだ。
 流通会社だけではない。eコマース企業もいろいろな準備をしている。<全文を読む>

 【新たな経済神話?】

 ■開始55秒で売上1億元突破
 11月11日0時0分、B2C「天猫」(Tmall)の11月11日「独身の日」激安セールが開始された。開始から55秒後、同社の決済サービス「支付宝」による取引額が1億元(約16億円)を、6分7秒後に10億元(約160億円)を突破し、香港の9月の1日あたり社会小売総額を上回った。13分22秒後には、取引額が20億元(約320億円)を突破した。<全文を読む>

 ■淘宝の「独身の日」売上高は300億元以上か
 阿里巴巴グループのネットショッピング大手・淘宝は今年の「独身の日」(11月11日)に昨年を上回る売上高を見込む。ある情報通によると、淘宝内部で今年の独身の日の売上高目標が設定されており、淘宝網と天猫で11日の当日に300億元の売り上げが達成されると予測し、また450億元という極限の目標に挑戦するとしている。阿里巴巴はこのことを認めてもいないが、否定もしていない。ただ「売り上げ目標はノーコメント」と軽く触れるにとどまる。<全文を読む>

 ■李総理がeコマースを評価

 国務院の李国強総理は10月31日、自ら主催した経済情勢座談会の席で、ネット企業経営者の馬雲氏を賞賛するとともに、阿里巴巴や淘宝などのeコマース企業の独身の日戦略を賞賛し、「あなた方は消費のタイミングを作り出した」と述べた。<全文を読む>

 ■独身の日から生まれる新業態 中国経済モデルチェンジを促進

 天猫(Tmall、同社のB2Cサイト)の激安セールはいわゆるEC各社の戦いではなく、中国経済モデルチェンジの一つのシグナルだ。新たなビジネスモデルと伝統的なビジネスモデルとの戦いだ。製造メーカー・貿易会社は、情勢が変化しつつあり、新経済が始まる時期が到来したことに気づくだろう。<全文を読む>

 (編集JZ)

 「人民網日本語版」2013年11月11日

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