上海 指紋情報つきの身分証1万枚以上を発行
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上海の警察は30日、7月1日から住民身分証に指紋情報を登録する業務を全面的に開始するとあきらかにした。第1世代身分証とは異なり、現行の第2世代身分証はカードリーダーによる読み取り機能が追加されているものの、本人と身分証の一致性を確認するのはいぜんとして身分証に掲載された写真と本人とを肉眼で比較するしかなかった。指紋情報が登録されることで、各機関は指紋照合を通じてスピーディーかつ正確に本人確認を行うことができ、身分証の偽造や変造、無断使用といった犯罪行為を撲滅し、国家の安全と社会の安定を維持し、公民の合法的な権利を保証する上で役立つ。新華網が伝えた。
住民身分証への指紋情報登録業務を順調に実施するため、上海では今年1月1日から指紋登録の試行業務を開始し、公安派出所233カ所ですでに指紋情報つきの身分証の申請手続きを受理し、1万756枚を発行している。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年5月31日