韓国が新たな防空識別圏を設定
【中日対訳】 韓国国防省は8日午後2時、防空識別圏を拡大することを正式に発表した。韓国国防省から入手した報道発表資料によると、拡大後の防空識別圏は「離於島」(中国の蘇岩礁のこと)上空に加え、韓国領の馬羅島と鴻島の上空も含まれている。1951年3月に設定された韓国の防空識別圏が拡大されるのは62年間で初。
韓国国防省は、すでに国防、外交両ルートを通じて関係国に防空識別圏の拡大について詳しく説明したと発表。韓国政府は関係国と協議、協力して、新防空識別圏内の飛行の安全を保障し、衝突の発生を防ぐとした。
中国外交部(外務省)の洪磊報道官は6日「防空識別圏は領空ではなく、その国が領空外の空域に設定する識別・監視・コントロール区であり、海空の管轄とは関係がない。韓国側の防空識別圏拡大は、国際法と国際的慣例に合致したやり方であるべきだ。対等と相互尊重を基礎に韓国側と意思疎通を保ちたい」と表明した。
中国政府が防空識別圏の設定を発表した後、韓国は防空識別圏の拡大について検討を続けていた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月9日