空母「遼寧」のピンク色の係留索が話題に
空母「遼寧」上で殲15艦載機を固定するピンク色のチェーンが最近、インターネットで論議の的となっている。海軍軍事学術研究所の張軍社研究員によると、このチェーンは艦載機を空母上で固定する係留用のもので、ピンク色をしているのは識別しやすくするためだという。人民網が伝えた。
張研究員によると、空母は航海の途上、戦闘機が動くのを防止するため係留索で艦載機を甲板や収納庫の床に固定するという。係留索の一方の端は艦載機の機体上で固定し、もう一方の端は甲板や床に固定する。ピンク色に塗装されているのは、ピンクは目立ち識別しやすいためだ。空母は航海の際に揺れることが多く、ピンク色の係留索は切断した時に目立ち、速やかに発見・対処できるという。
インターネット利用者の指摘によると、係留索の表面には特殊な変温塗料が塗られており、チェーンの応力の摩擦の温度で色が変わるという。温度が高くなるとピンク色は濃くなり、温度が400℃以上になると黒くなって、チェーンの寿命を判断できるという。
張研究員は「これはネット利用者の推測に過ぎない」と語る。係留索の表面温度が300℃にもなることはあり得ず、ピンク色の塗装は観察しやすさのためだと主張した。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月26日