五仁月餅が論議に 高齢者には人気
微博(ウェイボー・ミニブログ)では最近「五仁月餅(木の実餡の月餅)、月餅の世界から引退を」というテーマが論議を呼んでいる。五仁月餅の味は若者に不評で、中には「嫌いな人には五仁月餅を贈るといい」と言われているほどだ。これに対して高齢者は「五仁月餅」支持派で、「月餅の古典的な味だ」と指摘する。取材を通じて、多くの人が五仁月餅の具について具体的な知識がなく、材料の良し悪しが五仁月餅に対する偏見を生じさせていることがあきらかになった。
稲香村広安門店の販売員によると、正統的な五仁月餅には落花生は使わず、稻香村の五仁月餅里の具はクルミ、白ゴマ、瓜の種、アーモンド、松の実だという。「この5種類の材料の購入には苦労する。違う産地を選んでいるため、運送後に細かく選別して洗浄する必要がある。生産企業の中にはコスト削減のために五仁月餅の具に低品質の材料を使うものもあるため、品質が揃わず、一般の人々に誤解を与えているのだろう。五仁月餅は実はとても美味しく、歯ごたえがある」。
取材中に訪れた3人の購入客はいずれも伝統的な五仁月餅を購入していったが、いずれも高齢者だった。販売員によると、最も伝統的な月餅として五仁月餅の販売実績は悪くなく、特に中高年に人気だという。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年9月13日