オランダの火星移住計画、中国からは600人が応募 (2)
■プロジェクト予算は60億ドル
第1陣の定住者を火星まで送る予算は60億ドル(約5880億円)に達し、NASAの火星探査プロジェクト「キュリオシティ」より35億ドルも高い。ランズドルフ氏によると、非営利組織であるマーズワンは放送権の販売で火星定住プロジェクトの資金を調達している。昨年以降、すでに約100カ国、計2万以上がメールなどを通じてプロジェクト参加に意欲を示しており、うち中国人が少なくとも600人以上含まれる。
マーズワン・プロジェクトの医療ディレクターで元NASA研究員のノーバート・クラフト氏は世界で2回目の募集発表を上海で行った理由について、「中国は人口が多いため、募集者も多い」と説明。このほか、宇宙分野で近年目覚しい成長を遂げている中国には宇宙飛行士を夢見る子どもが多く、宇宙開発にとって良い基盤があることも理由の一つと語った。(編集YT)
「人民網日本語版」2013年4月30日