ハッキングで人を殺す? 恐るべきサイバー攻撃の手口を紹介 (5)
四、自動車への攻撃
一般的な自動車に取り付けられている盗難防止システムは、車を泥棒の手から守ることができるが、同時にサイバー攻撃に向け門を開けてもいる。
自動車電子安全の専門家は2010年、ハッカーが用いるある装置を紹介した。これを車に取り付けると、ハッカーはどれだけ遠く離れていても、その自動車の「新たなオーナー」になれるというのだ。それ以降、自動車がマルウェアにより制御される懸念が、日増しに深刻化している。
2011年の研究報告書によると、自動車の電子システムに離れた所から攻撃を仕掛ける多くの方法が存在する。例えばゼネラル・モーターズのオンスターは、ハッカーがセルラーネットワークを用い攻撃を仕掛ける対象になりうるという。ブレーキやアクセルなどの制御ができなくなった場合、その結果は想像に難くないだろう。
脅威レベル:★★★