新しいディスプレイ技術 コンタクトレンズへの導入も
英デイリー・テレグラフ紙は12月7日にウェブサイトを通じて、「ベルギーのゲント大学マイクロシステム技術センターが、球面・湾曲状液晶ディスプレイを開発し、数年内にコンタクトレンズに導入される見通しとなった」と報じた。同技術により、コンタクトレンズを着用しながら、Eメールやショートメールのチェックができるようになる。中国日報のウェブサイトが伝えた。
米国とオランダは昨年、長距離RFリモコンによりコントロールする、電子ディスプレイを持つコンタクトレンズを共同開発し、ウサギを使った実験に成功した。しかし同新型コンタクトレンズのディスプレイは画素数が低く、画像生成機能が大幅に制約されていた。
ベルギーの科学者がこのほど開発した液晶ディスプレイは、球面・湾曲状のため、湾曲面のすべてを利用し画像生成が可能となった。これによりコンタクトレンズの画像生成能力が大幅に強化された。
同研究を担当した科学者は、「これはSFではない。この球面ディスプレイがコンタクトレンズに導入されれば、スマートフォンが受信したショートメールを我々の目に直接投射することが可能だ」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月12日