中国最西端の高原で神秘的な墓地が発見
新疆文物考古研究所がこのほど発表した「2012年度新疆考古成果」の中で、中国最西端・パミール高原の「克孜勒加依墓地」の発掘成果が注目を集めた。新華社が伝えた。
考古学者は長年に渡り地中に眠っていた同墓地の中から、中原地区の漢文化に相似する墓地の形式を発見した。発掘された100基余りの唐代の墓のうち、乳児・幼児の墓が4割以上に達した。
墓地が見つかったクズルス・キルギス自治州は中国最西端に位置し、古代よりシルクロードの重要なルートであった。新疆文物考古研究所の于志勇所長は、「墓地の棺は木製で、羊の毛で作った布によって包まれていたが、このような埋葬の方法はタクラマカン砂漠のチャルクリク県で見つかった楼蘭遺跡、ロプノール県の営磐遺跡、民豊県のニヤ遺跡、ヤルカンド県の喀群墓地などと似通った点が多い」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月31日