PM2.5 中国語の正式名称を検討
深刻な濃霧を引き起こす「元凶」の一つであるPM2.5は現在、広く知られるようになった。しかしPM2.5はアルファベットと数字であり、中国語の統一的な名称が依然として存在しない。全国科学技術名詞査定委員会は幅広く意見を求め、PM2.5の合理的な中国語名を検討している。新華網が伝えた。
直径が100μmを下回る粒子の英語名はTSP、中国語名は「総懸浮顆粒物(総浮遊粒子状物質)」だ。直径が10μmを下回る粒子はPM10で、「可吸入顆粒物(吸入性粒子状物質)」と呼ばれる。直径が2.5μmを下回る粒子のはPM2.5で、統一的な中国語名が存在しない。メディアや学術界では「肺吸入粒子状物質」、「極小粒子状物質」、「超極小粒子状物質」などが用いられており、統一感がない。
全国科学技術名詞査定委員会は27日、PM2.5の中国語名に関する専門家シンポジウムを開き、大気・環境・物理・医学・言語学などの業界の専門家が提案を行った。一部の専門家からは「極小粒子状物質」、「粒子状物質2.5」、「直径2.5μm以下の粒子状物質」などの意見があがり、さらに一部の専門家は、一般人に理解されやすくメディアの使用に適した「煙・砂塵」、「極小浮遊砂塵」などの俗称を提案した。
全国科学技術名詞査定委員会は近日中に、関連メディアを通じ専門家の提案を掲載し、社会の各界からの意見を募集した上で、科学的・系統的・共通性などの原則に基づき、PM2.5の合理的な中国語名を決定する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年2月28日