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中国海洋環境 福島原発による影響は今のところなし

 中国国家海洋局は3月20日、「2012年中国海洋環境状況公報」を発表した。人民日報が伝えた。

 ■海洋環境は全体的に良好、一部沿岸海域に深刻な汚染

 公報によると、2012年の中国が所轄する海域の海水環境状況は全体的に良好で、第1類海水水質基準(最も厳しい基準値)を満たす海域面積は全体の94%を占めた。沿岸以外の海域の水質は全体的に良好で、安定を維持した。沈殿物の質も全体的に良好で、96%以上の観測地点で第1類海洋沈殿物品質基準を満たした。

 しかし一部沿岸海域では汚染が依然として深刻で、第1類海水水質基準を満たさない海域面積が17.0万平方キロメートルに達し、2007−2011年の15.0万平方キロメートルの平均水準を上回った。

 ■福島原発事故、影響は今のところなし

 2012年、中国の所轄する海域の海水の、放射性物質水準および海洋大気γ線空気吸収線量率には異常は見られなかった。田湾・泰山・大亜湾原発、および建設中の海陽・三門・台山・陽江原発付近の海域の海水・海洋沈殿物・海洋生物の放射性物質の含有量は、中国海洋環境放射性物質の基準値内となった。

 中国国家海洋局が2年連続で発表しているモニタリングデータによると、福島原発事故は中国の所轄する海域に今のところ影響を与えていないが、福島から東・南東方向の西太平洋海域は依然として、原発事故により深刻な影響を受けている。

 中国の原発および建設中の原発が沿海地方に集中していることについて、中国国家海洋局海洋環境保護司の李暁明司長は、「関連する主管部門は現在、放射能安全システムを構築中で、沿海地方の原発および建設中の原発のリスク予防能力を強化しており、特別プロジェクトと資金を手配している。原発を建設する地方は、関連する機能を持つ必要がある」と説明した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年3月21日

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