中国スマート建築業界発展報告が発表
10年前、世界の進んだ建築理念の影響を受けて、中国建築業協会・スマート建築分会が誕生した。中国では当時、スマート建築はあまり知られていない概念だった。同分会の設立10周年記念活動が3日午後、北京国際会議センターで行われ、「中国スマート建築業界発展報告(2013-2018)」が発表された。光明網が伝えた。
同報告は以下のように指摘した。
中国でスマート建築の規模が拡大し、建築以外のスマート化・情報化プロジェクトへと拡張するのに伴い、既存のスマート建築の運営・保守、アップグレードも一大市場となるだろう。
現在、スマート建築業界と運営管理の地位・役割を向上させる必要があり、スマート建築の管理において備えるべき▽基礎保障▽日常保守▽トラブルメンテナンス▽最適化運営--という4つの機能を明確化し、完備された管理標準・規範・規則・制度をできるだけ早く制定する必要がある。
近年、各地の経済技術開発区、ハイテク開発区、科学技術パーク、CBDビジネスエリア、政府・行政の中心地、都市複合体などのプロジェクト建設において、スマート建築の産業規模、プロジェクトの質、技術レベルは全面的に向上した。
スマート建築は将来、低炭素、省エネ、グリーン、環境保護、エコなどの要求を満たし、「スマートシティ」という大きな環境に溶け込み、「モノのインターネット」という大きな構造を配置し、「クラウドコンピューティング」という大きな方向性に呼応し、新たな応用・新たな目標・新たな技術・新たな方式でもって、業界再編とイノベーションを進めていくべきだ。また、企業はスマートシティ建設の主力となり、各方面と提携し、スマートシティ建設プロジェクトの標準化、商業化、プロジェクト化および関連の応用サービスを着実に実施していくべきだ。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年6月4日