国際的な家電製品の見本市「CES国際家電ショー」が11日、米国ネバダ州ラスベガス市で閉幕した。4日間の会期中に、出展メーカー約3250社が2万点を超えるデビュー製品を発表した。出展製品をながめると、現在の家電製品市場に次のような6つの流れがあることがわかる。「人民日報」が伝えた。
(1)モバイル・スマートの概念がますます生活の中に入り込むようになった。スマートフォン(多機能携帯電話)がワイヤレスネットワークを通じて家電製品と通信するようになったため、冷蔵庫、エアコン、テレビからドアのロックに至るまで、モバイル設備を利用した「指揮」が可能になった。
(2)スマートフォンとタブレットコンピューターが融合して「ファブレット」が誕生した。今回のショーではファブレットという新語が登場し、電子ペーパー式タブレットも登場した。電子ペーパー式タブレットは折り曲げても大丈夫な特殊プラスチックで作られたディスプレーを採用し、触った時の感触は紙に近い。
(3)テレビモニターが「超高精細化」している。国内外の多くの企業のテレビ展示コーナーでフルハイビジョン(HD)の4倍の解像度を意味する「4K」の文字が踊り、日本のシャープは3200万画素の「8K」超高精細テレビをうち出した。
(4)従来製品がスマート化し、さまざまなスタイルの実用的なスマート製品が相次いで登場した。ショーでは、米アップル社のタブレットコンピューター「iPad」と連動して子どものトイレトレーニングをするスマート便器や、暴飲暴食に警告を出す「スマートフォーク」などがお目見えした。
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