中南大学 新療法で植物状態の患者2人が意識取り戻す
長い間昏睡状態だった「植物人間」が意識を取り戻す--。そんな、まるでテレビドラマのような奇跡がこのほど中南大学湘雅二病院で実際に起こった。脊髄に電気刺激装置を埋め込み、同時進行で薬物治療と高圧酸素療法を行うことで、昏睡状態だった脳細胞を活性化させ、数カ月間意識を失っていた2人の患者の目を覚まさせることに成功したのだ。人民日報が伝えた。
31歳の黄さんは昨年末、13階の工事現場から落下して重症を負い、意識不明に陥った。20代の陳さんは今年1月31日、結婚式のメイクのため、朝6時半に外出したところ交通事故に遭い、同じく昏睡状態に陥った。
この2人の患者は、上述の治療法を通じて奇跡的に意識を取り戻した。現在は2人とも1人で食事もでき、車椅子にも乗れ、体の各機能も徐々に回復している。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年6月20日