第6回北京国際映画祭が16日に開幕。2010年にアカデミー賞で主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンや韓国の演技派俳優のイ・ジョンジェ、韓国の女性アイドルグループ少女時代の元メンバーのジェシカ、大ヒットドラマ「昼顔」で主演を演じた俳優の斎藤工などが登場し、映画ファンは興奮に包まれた。このように世界の一流映画人が大集合するとあって、まだ発展途上の同映画祭であるものの、中国の映画ファンにとっては、毎年4月の重要な恒例行事となっている。
ナタリー・ポートマン:監督への「転身」は容易でない
ナタリー・ポートマンは16日にレッドカーペットを歩き開幕式を盛り上げた。映画「レオン」(1994年)で、少女・マチルダ役を演じたナタリー・ポートマンは、2010年にアカデミー賞で主演女優賞を受賞。今回の映画祭では、花柄のロングスカートに、金髪のロングヘアーをなびかせる優雅な姿で登場し、開幕式のほか、17日には、自身の監督デビュー作「A Tale of Love and Darkness」のアジアプレミアや中国と海外の映画提携フォーラムなどにも参加した。「A Tale of Love and Darkness」は、同映画祭で最も注目の作品となっており、チケット発売開始日には、わずか10秒で完売となった。
人気女優から新人監督への「転身」について、ナタリー・ポートマンは、「容易ではない」と吐露。「例えば、女優の時は、いつも自分の考えを明確に述べていた。毎日、『私はどうしたいか』を何度も言っていた。でも、監督となると、自分はこうしたい、ああしたいとは言えない。また、はっきりと具体的に発言しなければならない。初めは、『転身』は容易ではなかった。でも、経験を積むにつれ、自分の考えもはっきり分かるようになり、いろいろとおもしろくなってきた」と語る。
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