G20サミットを迎えるため、杭州の西湖はイルミネーションプロジェクトによって、地上の天国を彩る「夜の明珠」になる。科技日報が伝えた。
同プロジェクトは24日に、初の全体テストを行った。西湖風景名勝区管理委員会の華茵チーフエンジニアによると、同プロジェクトの最大の見所は、調節・制御可能なスマートイルミネーション制御システムだ。
同プロジェクトは水墨画風のイルミネーションにより、西湖を全体的にデザインする。彩り豊かで多層的なイルミネーションの理念を深め、一枚の絵巻物のような、広がりを見せる画面という効果を生み出す。
同プロジェクトは、LED照明に出力2000−6000kの4つの照明を内蔵する。これは中国では珍しいケースだ。うち6000kは白色、2000kは黄色の照明。西湖の南北の山には、1万5000組のLED照明が設置されている。
三潭印月、湖心亭、阮公墩など中心スポットを彩るため、水中照明が追加された。夜間でも視界がよくなり、どの角度から見ても美しく見えるため、夜景の鑑賞をいっそう楽しむことができる。
関係者は、「同プロジェクトの実施、特に調節可能なスマート制御システムを通じて、山と主要建築物の屋根を利用することで、光の色と明暗の差がある、一歩ごとに様子が変わる夜間の湖面を作りだす。水墨画のような光と影、活き活きとした山のムードにより、夜の西湖の文化的ムードを醸し出す」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月27日