阿龍さんは、次のように続けた。
「まず、オールド北京の呼び売りを心から愛し、良く通る声でないといけない。次に、たっぷりと時間をとり、余裕のあるお金を持ち、定期的な練習に励まなければならない。昔は、呼び売りを学ぶ者は、家族を養うゆとりがあったが、今は、呼び売りを学ぼうとすると、自分が食べていくお金にも不足する時代となった。この現実的な問題を解決することは至難の業だ」
「将来、チャンスがあれば、博物館を作り、様々なオールド北京の呼び売りの動画を作成し、それを来場者に見てもらいたい。あるいは博物館のサイトをクリックすれば、この趣ある北京の声を聴くことができるようにしたい。呼び売りができる老人がますます高齢化している。彼らが健在である間に、この古き良き遺産を世にとどめておきたい」。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年6月13日