中国のブロイラー加工産業化はスタートが遅く、屠殺技術も未熟であり、特に人道的な屠殺があまり行われていないため、屠殺前の管理、品質・安全の管理などの面でも技術規範が不十分だ。そのため、屠殺加工の過程でブロイラーがストレスを感じることによる、鶏肉のうっ血や微生物による深刻な汚染や、羽や骨が折れやすくなり、PSE肉(異常肉)の発生率の上昇、鶏肉の乾燥、色が悪くなるという事態を引き起こしている。ブロイラーの加工の過程において、屠殺に関する基準がないことで、中国の鶏肉や鶏肉製品の国際市場への進出を難しくしている。
孫教授は、「山東省は中国でもブロイラーの生産量が多く、この基準が制定されたことで、山東省だけでなく、中国全土でブロイラーの屠殺・加工の標準化が促進されるだろう。そして、加工技術のレベルを向上させ、鶏肉の品質や安全性を国際基準に迅速に合わせていくのに役立つ」とその意義を語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年9月1日
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