ジェットコースターのようにくるりと回転しながら進むリニアモーターカーの交通モデル、透明な真空チューブの中を航空機並みのスピードで進むテスト車両、高温超伝導磁石を利用したリニア環状テストライン……。27日に湖南省株洲市で行われた「2016年軌道交通産業国際サミット専門テーマ報告会」の会場では、西南交通大学の張衛華主任教授が披露する高速軌道交通の新顔科学技術に来場者が目をぱちくりさせている光景がみられた。新華社が伝えた。
こうした新しい科学技術は軌道交通分野の最新の研究成果だ。張主任教授は、「今はこの技術たちはまだ実験の段階にあるが、そう遠くない将来に現実のものになり、人々により安全で、迅速で、便利な移動スタイルを提供することになる可能性がある」との見方を示した。
張主任教授は、「スピードが軌道交通技術の発展を牽引することになる。次世代高速鉄道、高速リニア、真空チューブ軌道交通が未来の軌道交通技術の高速化に向けた重点発展3大分野だ」と述べた
会場にいた専門家の説明によると、「中国の次世代高速鉄道と最高時速が600キロメートルに達する高速リニアは現在、鳴り物入りで研究開発が進められている。2017年には真空チューブの高速テストライン(最高時速400キロメートル)の建設が予定されている」という。
中国工程院の銭清泉院士は、「中国初の独自開発による中低速リニア路線が長沙で順調に運行しており、このことは全国的なリニア技術の普及にとってよい模範的役割を果たしている。現在、中国では高速リニアの研究開発が積極的に進行中だ」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月29日
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