• 珠海航展
2016年11月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>中日フォーカス

日本の焼き餃子は「パクリ」それとも「イノベーション」?

人民網日本語版 2016年08月05日09:57

中国人が日本の焼き餃子を初めて見た時は、特に何も感じず、中国の「パクリ」とぐらいにしか思わないだろう。しかし、日本で長く生活していると、その主観的判断は間違っていたことに気付く。(文:徐航明。瞭望東方周刊掲載)

実際には、日本の焼き餃子と中国の水餃子は、食感や食べ方、作り方など全てが違う。

相違点をざっとまとめてみると、日本の焼き餃子と中国の水餃子の主な違いは三点あげられる。一つ目は食感。中国の水餃子はもっちりしているが、日本の焼き餃子はパリッとしている。二つ目は食べ方。中国の水餃子が主食であるのに対して、日本の焼き餃子はおかずとして食べる。そして最後に作り方。中国の水餃子の皮は程よい厚さが求められるが、日本の焼き餃子の皮は必ず薄くなければならない。

このような大きな違いには、歴史的な理由がある。

第二次世界大戦後、静岡県浜松市など、製造業が集まる場所には、中国の戦地から帰って来た多くの軍人が集まった。その一部の人々が同地で生産された豚肉やキャベツを使って、中国で食べた餃子を作って商売するようになったのだ。

日本の主食はお米が絶対的地位を占めているため、水餃子が焼かれて、おかずとして食べられるようになった。材料が安く、おいしいため、焼き餃子は日本であっという間に広まっていった。


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント

中川 清三   2016-11-02125.53.124.*
 戦後の何もない時代に、中国東北部から引き揚げてきた日本人が焼き餃子を作って食べ始めたのが今の餃子になったと聞いている。餃子は日本各地で進化してゆき、今では全国に有名なブランド餃子が生まれている。 今日の記事で「焼き餃子は日本のパクリかイノベーションなのか」というスレッドから話を広げてみよう。 結論から言えば「焼き餃子」は日本人のイノベーションから進化した物と思う。私が中国旅行した1996年、北京市内で昼食したとき、テーブルに沢山の中華料理が並び、その中に水餃子のようなものが出てきた、私が女性の通訳に言って、日本で食べてる「焼き餃子」を注文したら、通訳が意味を解さず、言ってることが解らないようで、紙に餃子の絵を描いて説明したことがあり、中国で餃子と言えば水餃子になると初めて知った。 餃子に限らず中国大陸から日本に伝わった物は非常に多く、みそ醤油に始まり麺類・焼きめしのような中華料理も古くから日本で定番となって日本人に好まれてきた。日本人の特徴はあらゆる文化文明を海外に求めイギリスからは蒸気機関車や艦船をアメリカからは自動車や工業システムをと言うように日本に取り込み、それぞれの良い物を日本人流に変化させ、今の日本の工業力の源泉となっている。イギリス生まれの蒸気機関車はすっかりと変貌させて「新幹線やリニア新幹線」へとイノベーション。アメリカ生まれの医療用洗浄便座は日本社会の切磋琢磨の術をかけられ「温水洗浄便座」に進化した。同じくアメリカ生まれの自動車もトヨタ日産の手に掛かれば、環境にやさしい「ハイブレッドエンジン」に変わり、2020年を目標に水を燃料とした「水素エンジン車」の発売が急がれている。 中国発祥の中華料理も日本ナイズ化しており、天津からきた訪日中国人は「天津麺」や「天津飯」のメニューをみて、天津にもない物を日本で初めて食べたら、旨すぎてびっくりするみたいだ。日本全国に産地特産の海産物を使ったラーメンは今では「日本ブランド」となり世界中に広まっている。 中国生まれのチャーハンは日本の先端冷凍技術で「バカ旨チャーハンにイノベーションされ、いつでも何処でも袋ごと電子レンジに掛ければ「美味しい作りたてのチャーハン」を日本全国で食べられるようになっている。