2016年11月30日  
 

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中国アニメのレベルは本当に日本アニメに追いついたのだろうか?

人民網日本語版 2016年11月25日15:08

アニメーション映画「君の名は。」を携えて、新海誠監督が中国伝媒大学で11月22日、交流会と同映画の発表会を行った。同発表会の中で、中日のアニメ映画のレベルの差について話題が及んだ際、新海監督は、「アニメ映画『大魚海棠(Big Fish & Begonia)』と『西遊記之大聖帰来(MONKEY KING HERO IS BACK) 』の予告を見てみたが、日本のアニメ技術が中国のはるか先を行っているとは思えなかった。使用されているソフトウェアや技術面でも、日本とほとんど同じレベルに達している」と語った。この発言に対して、さまざまな議論が巻き起こっている。中国アニメを支持する人たちは、日本の巨匠クラスのアニメ監督からのお墨付きを得ることができ、前述した2つのアニメが民族アニメの誇りとなったとしている。しかし、日本アニメやディズニーアニメファンたちは、筋道を立てた意見で新海監督の発言を否定している。京華時報が伝えた。

中国アニメは本当に日本アニメのレベルに達したと言えるのだろうか?

翻訳が間違っていなければ、新海監督が話の中で強調しているのは「ソフトウェアと技術」だ。この話は問題として取り上げるようなものでもなく、議論する価値のあるものでもない。映画作りのソフトウェアや技術はとっくにグローバル化・ネットワーク化されており、それよりもさらに重要となるのは資本化だ。資金不足とはほぼ縁が無い中国の映画業界からすると、一般的な映画制作会社並みの技術レベルにはすでに達しているといえるだろう。「安っぽい特殊効果」の国産映画の時代は終焉を迎えたと言え、例えば、現在絶賛上映中の映画「ドクター・ストレンジ」を手がけた英国の特殊効果会社「Framestore」は、映画やテレビ番組などを製作する中国文投控股公司に1億8700万ドル(約211億3千万円)で買収された。


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