春節(旧正月、今年は1月28日)に帰省した独身のアラサーたちは、「彼氏はできた?」、「どんな男性が好きなの?」、「明日いい人を紹介してあげようか?」などの質問攻めにされ、ストレスを感じるお正月を過ごした人はさぞ多いだろう。実際には、女性の結婚に対して高い関心が集まるのは、中国だけではなく、お隣日本も同じだ。日本の1月スタートの冬ドラマには、そんな女性の結婚をテーマにしたドラマが2作品ある。それは、毎週月曜夜9時からフジテレビ系の「月9」枠で放送されている「突然ですが、明日結婚します」と毎週水曜夜10時に日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送されている「東京タラレバ娘」で、どちらも「なかなか結婚できない女性」がテーマ。テーマや主役の設定などの面でかぶっている要素が多い。例えば、ヒロインはいずれもなかなか結婚できないアラサー女性で、男性主人公たちは毒舌であるものの気はやさしいイケメン。「結婚の催促」はストレスになるものの、この2つのドラマの至る所で見られる少女漫画のような展開は、視聴者の間で好評を博している。(文:胡広欣。羊城晩報掲載)
お決まりのパターンVSマイナー派
「突然ですが、明日結婚します」 典型的な少女漫画のような展開
「突然ですが、明日結婚します」と「東京タラレバ娘」はいずれも漫画作品をドラマ化している。「突然ですが、明日結婚します」は、各年代の少女漫画の典型的なシーンが度々登場する。例えば、主役である「結婚して専業主婦になりたい女」高梨あすかと「結婚したくない男」名波竜は、典型的な「ケンカするほど仲がいい」関係。また、お決まりの「居候」ネタも登場する。その他、雨の日に傘を貸したり、スーパーで買い物をしている時に相手の手を触ってしまったり、間違えてキスしてしまったりと、まさに少女漫画のような展開。それでも楽しく見ることができる。
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