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あなたの頸椎は大丈夫? 「スマホネック」が世界的な疾病に (2)

人民網日本語版 2017年02月28日16:37

専門家の観点から見ると、長時間うつむいた姿勢を続けることが、問題の根本的原因となっている。孫科長は次の通り説明を続けた。

「頭部を下げてスマホやノートPCを見ている時、頸椎の後ろ側の筋肉は、その姿勢を維持するために、絶えず緊張状態を強いられる。低くうつむけばうつむくほど、筋肉はより大きな力で引っ張られ続ける。その姿勢が20分以内ほどの短時間ならば、筋肉だけの力で耐えることができる。だが、それよりも長時間になると、筋肉が疲労し、頭部を支え続ける力がなくなり、今度は靭帯が筋肉に代わって力を出してうつむき姿勢を保とうとする。さらに時間が長くなると、頸椎に痛みが起こる」。

「うつむき姿勢をさらに続けていると、身体は、肩や背中など他の部位の筋肉を総動員して頸椎の筋肉をサポートしようとする。その状態が続くと、肩・背中さらには腰の筋肉も、こり、だるさ、痛みなどの症状が起こる。頸椎の筋肉が繰り返しダメージを受けると、頸椎の傾斜度がだんだんと変化して、一連の病理的反応が発生し、さまざまな症状につながる」。

このような症状が長引くと、どのような結末を迎えるのだろうか?専門家は、次の通り説明した。

「症状の程度により、頸椎の不具合がある患者は、首の痛み・こり・可動域の制限、肩・上腕部の痛みや麻痺などの症状があり、深刻なケースでは、四肢の感覚麻痺や力が入らないといった症状が出る場合もある。さらにひどくなると、程度の差はあれ半身不随状態になる恐れもある。最終的に、人の身体障害で最もよく見られる整形外科疾患の一つに行きつく可能性があり、決して侮ってはならない」。

「スマホの正しくない使用によって頸椎にもたらされる損傷を避けるためには、操作している時の姿勢を変えることが一番だ。頸椎後ろの筋肉群の筋力アップが最上の予防手段となる」。

頸椎後部の筋肉群を強化する方法:アイソメトリック(静的動作)トレーニング

【やり方】両手を組んで後頭部を抱え、頭部に力を入れて手を押し、手にも適度な力を入れる。うつむいたり頭を上げたりするのではなく、手と頭部に力を入れる静的なトレーニングがポイント。3-5秒間力を入れた後に、3-5秒間力をゆるめる。この動作を5回から7回繰り返して1セットとする。1時間ごとに1セット行う。1日に十数セット行うのがベスト。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年2月28日


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