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高等学校全履修課程を1年で独学し、ネットで話題の女子留学生 成都 (2)

人民網日本語版 2017年03月08日10:46

李さんが西南財経大学に入学した当初、ある1997年生まれの同級生は、彼女がまだ16歳であることを知り、「僕が16歳の時にはまだ高校1年だったのに、君はもう大学1年なんて。僕は高校3年間をどれだけ無意味に過ごしてきたのだろう!」と深い感慨を持ったという。16歳で大学に入学したウクライナ出身の女子留学生・李さんの輝かしい経歴を見ると、誰もが驚き感心するが、そのような経歴を得るために彼女が払った努力について、思いを馳せる人はいないだろう。

13歳の時に両親と一緒に中国に来た李さんはカリキュラムについていけなくなってしまった。高校のカリキュラムを終えるため、彼女は独学という方法を選んだ。ネット上で資料を調べて、学習スピードに遅れがでないように努力し、毎月全科目の試験をインターネットと教員の協力を得て、オンラインで受験したほか、毎年ウクライナに帰国して筆記試験も受けた。

西南財経大学で希望する専門分野を学ぶため、李さんは、高校の履修課程を独学で学ぶのと同時に、西南財経大学予科でも勉強し始めた。毎日午前に3時間半の中国語の授業を受けたほか、宿題もしなければならなかった。

「当時の私の一番の夢は、大学に入学して奨学金を得ること。そこで、どのような奨学金を申請できるのか調べ始めた。留学生が獲得できる奨学金は一種類しかなく、高校2年から3年の間に、HSK(中国語能力検定試験)の指定級をクリアしなければならなかった。しかも、高校の全履修課程を1年でマスターする必要があった。大学に無事入学するため、毎日8時間勉強した」と李さんは話した。

「大学入試以外に、1年間で計108回、試験を受けた。ほぼ1日半に1回テストをうけたことになる。しかも、毎回の試験内容は、1章ごとではなく1学期の学習内容だった。私は、大学から入学通知書を受け取った日のことを永遠に忘れない。そして、父が奨学金を受けられることを知らせてくれた時には、思わず泣きだした。この1年間の努力は、決して無駄ではなかった」と李さんは続けた。最終的に、16歳の李さんは、ウクライナの学校を首席で卒業し、西南財経大学法学科への合格を許可され、留学生奨学金も獲得できた。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年3月8日


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