幹細胞研究の専門家であるダニエル氏は、ノーベル生理学・医学賞受賞者の屠■■氏(トゥ・ヨウヨウ、■は口へんに幼)に敬意を表し「彼女のことを知っているのは、ノーベル賞受賞者だからではない。彼女が中国の伝統医学の真髄を汲み取り、マラリアという世界的な疾患の治療で重大な進展を実現したからだ。私は彼女を尊敬している。彼女があのような時代に、この薬品を使いマラリア治療を研究したことは、非常に勇気がある行為だ」とした。
京都大学iPS細胞研究所の生物学者であるウォルツェン・クヌート氏は、「私が出会った中国人研究員はみな非常な努力家で、目標を掲げ仕事に専念でき、尊敬に値する」と中国の科学研究者の勤務態度を評価した。
そんな彼らは中国の科学技術の未来を、どのように見ているのだろうか。
ダニエル氏は「世界の科学技術発展において、中国の台頭は世界の科学技術分野の競争を刺激する。英米は科学技術面で長期的にリードしたことで、前進の意欲を失った。中国はその力強い科学者チーム、優秀な教育体制、科学技術で強国を追い越そうという決意や歴史への尊重により、その他世界の強国の科学研究発展の闘志に火をつけることができる」と指摘した。
2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授は「今のまま取り組みを続ければ、中国がさらに多くのノーベル賞を手にするのも時間の問題に過ぎない。中国人と中国出身の研究者が、多くの非常に優秀な研究成果を手にしている」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年3月8日
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