外交部(省)公式サイトによると、日本の海上自衛隊護衛艦「いずも」が近々南中国海に派遣され、訓練を実施するのではないかと懸念されている点について、華春瑩報道官は14日の定例記者会見で「日本側が同地区の平和と安定に対し、本当の意味での責任のある役割を発揮するように望む」と発言したとした。
記者からは、「日本の海上自衛隊護衛艦『いずも』が近々南中国海に派遣され、訓練を実施するのではないかとみられているが、中国側のこれに対する懸念は?」との質問が挙がった。
この質問に対し、華報道官は、「もし『いずも』が南中国海に派遣されることを懸念しているかという点について質問しているのならば、全く懸念していないと答えることができる。メディア報道によると、日本の護衛艦『いずも』は5月には南中国海に派遣されるとされているが、その目的が東南アジア国家の訪問なのか、または別の意図があってのことなのかは、中国側は、まだ日本側の公式な発表を耳にしていない。もし一般的な意味での複数の国家を訪問するために、南中国海を通過するならば、中国側は何ら異議を唱えるものではなく、むしろ関連国家間の正常な交流が同地区の平和と安定を促す役割を発揮することを希望している。しかしながら、南中国海に対し、異なる意図をもってのことであるならば、これはまた別の問題となるだろう」と答えた。
さらに華報道官は、「最近、日本側は南中国海問題において確かにもめ事を起こすような、扇動的な方法をとっている。そのため、日本側が同地区の平和と安定に対し、本当の意味での責任のある役割を発揮するように望む」とした。(編集TG)
「人民網日本語版」2017年3月15日
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