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今年もやってきた日本のお花見シーズン (3)

人民網日本語版 2017年03月17日10:13

〇「お花見」シーズンに現れる日本の「もう一つの顔」

「お花見」は法定休日ではないが、その熱狂ぶりは、全国的な祝日の祝典に決して劣らない。

お花見シーズンが来ると、日本全体が普段と異なる動きを見せる。皇室と内閣総理大臣は、皇居のお庭で大規模な「春の園遊会」を開催し、各界で活躍した人々を招待、顕彰する。また、一般企業は、仕事が忙しいにもかかわらず、半日休みや終業時刻を早めにして、各種飲料や軽食を従業員のために準備し、付近の公園で、ともにお酒を飲みながら桜を楽しむ。勤め人以外の人々も、友達や家族とともに、お花見に出かける。

このようにこの時季になると、普段は物静かな日本人が突然騒ぎはじめるのだ。都市部や田舎に関わらず、桜の木の下は、ありとあらゆる人で埋め尽くされる。このような賑やかで騒々しい感覚は、日本と日本人のもう一つの顔といえるだろう。

日本の会計年度が4月から翌年の3月であることから、4月は新入社員が入社し、新入生が入学し、社員が転勤となり、退職者が新生活をスタートする時期にあたる。様々な人生と様々な感情が交錯する状況から、桜の木の下は、日本人が自分の気落ちを表現し、苦しみを嘆き、涙を流す最高の舞台となる。一本の桜の木の下に、親しい者同士が1年に一度集まり、その後バラバラに散っていく。一緒に食べ、飲み、歌い、踊り、泣き、笑い、その姿はさまざまで、普段は決して見ることができない。人々は春の情熱と楽しみを一緒に思い存分発散することは、生命と生活をめぐる日本人の一種独特の思考や文化を表現している。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年3月17日 


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