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今年もやってきた日本のお花見シーズン

人民網日本語版 2017年03月17日10:13

春が近づくにつれ、日本列島は今年も、1年で最も華やかな桜の開花シーズンを迎えた。日本の古語で「桜の頃」は、「春の季節」を意味する。日本人の心の中では、桜の花は春を代表するものであり、お花見は、春への賛美そのもの。桜のシーズンが来ると、日本人は満開の状態からやがては散りゆく桜に酔いしれる。また、数多くの外国人観光客も、春の到来とともにもたらされる耽美を味わうために、続々と日本を訪れる。(文:叢雲峰。文匯報掲載)

〇皇室から一般庶民までこぞって狂喜

日本のお花見の起源は、奈良時代に始まった花祭花宴に遡る。当時、日本の皇族は中国から伝わった梅を鑑賞する宴を催した。平安時代になると、お花見の対象が梅から桜に変わり、大規模なお花見イベントが登場した。日本の華道の始祖と言われている嵯峨天皇は、毎年春になると、「桜鑑賞の宴」を催し、それが伝統的な慣習となっていった。その後、お花見の風習は、皇族から貴族・武士に広まり、江戸時代に日本経済の発達と庶民の生活レベルが向上するにつれて、お花見が貴族階層から庶民に伝わり、宮廷から民間まであらゆる階層の日本人にとって最大の楽しみとなった。


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