■成果はわずか
朝日新聞の以前の分析によると、安倍氏が推し進める「地球儀を俯瞰する外交」は実は「ドーナツ外交」であり、先進国に取り入り続ける一方で、最も重要な両隣国である中国と韓国はおろそかにしている。例えば中韓両国が重視する慰安婦問題の扱いにおいて、日本は覆い隠す回避の態度を取り続けており、歴史を直視しようとしない。周辺国との関係が対立し続ける中、日本は相変わらず「地球儀を俯瞰する外交」を推し進め、先進国に望みを託している。これはいささか本末転倒と言わざるを得ない。
「安倍氏は現在『地球儀を俯瞰する外交』を積極的に推し進めているが、総じて言えば外交の大方針はやはり米国追随であるため、日本の特色ある外交路線を築くのは困難だ」。周氏は「また、日本経済は相対的に弱い。経済力の支えがない外交活動と国際戦略は日本外交の量的拡大に役立つだけで、質的飛躍を生むことはできない。したがって安倍氏が『地球儀を俯瞰する外交』の推進によって日本外交に新たな局面を開こうとするのは容易ではない」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年3月17日
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