日本のトップバレエダンサー・田中俊行さん(左)と日本のバレエコンクール「ザ・バレコン」の主催者・藤田彰彦さん。
バレエ教育と中日バレエ交流に力を注いでいる日本のトップバレエダンサー・田中俊行さん(82)が23日夜、初めて深センを訪問し「中日青少年バレエスター大賞」でバレエを上演した日本の10歳~18歳のバレエダンサーらと共に、深センの書店で深セン市民と触れ合い交流を行った。中国新聞網が報じた。
深センバレエ学校との日本のバレエコンクール「ザ・バレコン」の交流公演は24日と25日に行われる予定で、深セン市蘇菲芸術教育が主催し、「ザ・バレコン」が共催する。
交流会の会場。
田中さんは初めて中国で上演した日本のバレエ団のメンバーの一人だ。1958年に、中日文化友好交流を促進するために、日本の松山バレエ団は、様々な困難を乗り越え、周恩来総理の招きで中国を訪問し、中国映画「白毛女」を始めてバレエ化して披露、さらに、中国の指導者と直接面会する機会も与えられた。田中さんはそのメンバーの一人として中国を訪問した。この松山バレエ団の中国訪問は当時、中日関係の雪解けを呼ぶ旅と言われ、この「バレエ外交」と呼ばれる心温まるエピソードは、中日の国交が正常化し、それが継続している今日まで、語り継がれてきた。その後も田中さんは、同バレエ団の中国公演に12度参加してきた。
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