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中米の経済関係を把握するには現実を見る必要がある (2)

人民網日本語版 2017年03月28日15:06

次に投資を見よう。2016年、中米の相互投資はすでに累計1700億ドルを超えた。中米の相互投資は本来各自の経済的活力を増し、雇用を促進する良い事だ。だがやはり終始色眼鏡で見て、中国の投資環境にどのみちけちをつけ、何の根拠もなく中国の対米投資を脅威と見なす人々がいる。

だが結局真相は覆い隠せないものだ。2016年末までに、米国の対中投資事業は累計6万7000件に達し、投資額(実質ベース)は800億ドル近くに達した。米中ビジネス協議会が2016年10月に発表した中国ビジネス環境調査レポートによると、中国で米国系企業は90%が黒字を計上している。中国が対外開放に一層力を入れるにともない、米国企業の対中投資の機会は一層増加するのみであり、ビジネス環境は一層改善されるのみだ。

一方、中国の投資は米国経済に確かな利益をもたらしている。例えば、米国の自動車の町・デトロイトは数年前に財政破綻し、米国人に「ゴーストタウン」とまで呼ばれた。だが中国からの投資が、この町に差し迫って必要とする活力をもたらした。昨年ミシガン州はデトロイトに「ミシガン中国イノベーションセンター」を設立した。今や中国企業の対ミシガン州投資はすでに30億ドルを超える。

世界的視点に立つと、中国と米国は最大の発展途上国と最大の先進国であり、両国の人口を合わせると世界全体の4分の1近くを占め、両国の経済規模は世界の約3分の1を占め、二国間貿易額は世界の5分の1を占める。中米の長期的に健全で安定した協力関係の発展は、両国民の利益に合致するだけでなく、世界が共通して期待していることだ。

中米両国にとって唯一の正しい選択は協力だ。これは実践による検証に耐えうるものであり、両国民の願いでもある。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年3月28日


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