■共に発展を図り、和して同ぜず
「両国の経済・貿易関係において、中国の対米貿易黒字がしばしば説得材料として引き合いに出される。だが実は経済・貿易大国間に摩擦や溝があるのは通常の状態であり、人々は穏やかな心で受けとめるべきだ」。陳氏は中米経済・貿易摩擦を緩和するために努力すべき点として以下を挙げる。
(1)中国は米国製品の輸入を拡大できる。米国はハイテク製品の対中輸出規制を自ら緩和して、貿易均衡を促進すべきだ。
(2)貿易統計手法をさらに適切なものにする。中国の貿易黒字を表す製品貿易だけを計算するのではなく、米国が黒字を享受しているサービス貿易も計算に入れると同時に、中継貿易をより細かく区分すべきだ。
(3)中米貿易・投資協力の枠組交渉の強化。
潜在力を現実のものにして利益を放出し、和して同ぜず共に溝を解消する。習主席の今回の訪米は中米の経済・貿易協力の深化に貴重なチャンスをもたらすと多くの専門家は見る。米ジョンズ・ホプキンス大学東アジア研究センター長のケント・カルダー氏は「中米首脳会談自体が良い兆しだ。中国は対米直接投資・電子商取引によって現地に多くの雇用を創出できる」と語る。
中国人民大学国家発展・戦略研究院の李巍研究員は「中国人の購買力は大幅に高まっている。米国民は中国経済の成長から確かな利益を感じることになる」と語る。
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